夜勤手当が支給されるかどうかは企業によって異なる
夜勤手当とは、夜勤をする人に企業が支給する手当のことです。支給は任意となり、金額も企業が任意に決めることができます。また、支給対象となる時間も企業が独自に設定することができます。場合によっては、17時以降の勤務に夜勤手当を支給することも可能です。支給するか否かも企業が自由に決められるので、そもそも夜勤手当が存在しないこともあります。また、時間ではなく1回夜勤するごとに5,000円などに設定している企業もあります。夜勤手当は、深夜割増賃金とは異なるものです。しかし、企業によっては、深夜割増賃金も「夜勤手当」と呼ぶところもあります。「夜勤手当」として深夜割増賃金のみ支払う企業もあるので、少しでも給料を増やしたいのであれば、深夜割増賃金とは別に夜勤手当が支給される企業を選びましょう。
深夜割増賃金について
深夜割増賃金は、労働基準法により規定されている賃金です。よって、該当する時間帯に勤務すれば必ず支給されます。企業によっては、給与明細に時給と深夜割増手当を含めて記載しているところもあります。支給額は、日中の勤務の1.25倍です。支給対象となる時間も、夜の22時から翌朝の5時までと定められています。対象時間に働いた分のみ支給されるので、たとえば16時から23時まで働いた場合は、22時と23時の2時間分のみの適用となります。深夜割増賃金の計算をする際は、間違えないように注意しましょう。深夜割増賃金が適用される時間帯に限定して働けば、同じ時間分労働するよりも1.25倍になります。より効率的に賃金を稼ぎたい場合は、勤務時間にも注目してみましょう。
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